こうや号、ホークス資料館

写真は展示写真より模写

解体され現存しません

動物園側、芝生広場の左側のタンチョウツルの辺りにありました。
車両は高野線の有料特急”こうや号”用の20000系で、現役当初は中間車を挟んだ
4両編成の1本しかありませんでしたが、みさき公園に搬入されたのは、その両方向の先頭車のみで
中間車は解体されました。台車は付いておらず、背を低くした状態でした。
内部は南海ホークスの資料や鉄道関係の資料がショーウインドウに入った形などで
展示され好評でしたが、みさき公園の某園長が定年退職する際に解体され
その部品は、芝生の広場で販売されました。
徹夜組が、入園ゲートの前を陣取ったのですが、早朝からの動物の鳴き声に悩まされたものです。
販売部品の目玉であったこうや号のエンブレムは、それぞれ南海の大株主と堺のマニアの手に渡り
その後、大株主が死去され、遺品は天理教の資料館に収蔵されました。
当時のみさき公園はこのようなイベントにも積極的で、鉄道マニアは嫌でも
南海電車に乗車し、みさき公園に入園する必要があり、売上げに貢献していました。